友達の少ない孤独な人をパチンコ・スロットは養分として狙い撃つ

引退体験談

みなさんは、一人で時間を持て余している状況になった時、最初に何をしようと思うでしょう。

この時、パチンコ・パチスロが真っ先に思い浮かび、それ以外のことがまったく思い浮かばなければ、完全に病気ですので、自覚しましょう。(もちろん、私もそういう時期がありました。)

ヒマな時にパチンコ・パチスロを真っ先にやるのは危険信号

学生時代を終えて、社会人になって……。

私は気づけば、パチンコ・パチスロばかりの生活になっていました。

・待ち合わせの空き時間に寄ってしまう
・仕事終わり、帰宅ついでのホール通いをしてしまう
・ぷらっと街へ買い物に行ったら、ついつい寄ってしまう
・旅行をしてもホールを覗きたくなる
など

このように、ことあるごとにパチンコ・パチスロを回してみたいという気持ちになるのは、完全に依存症です。依存症が言いすぎだとしても、少なからず、パチンコ・パチスロに夢中になっている状態なのは間違いのないことです。

パチンコ・パチスロ中心の思考回路になったら完全にアウト

パチンコ・パチスロにどっぷりハマっていくと、だんだん、それ以外のことを考えなくなっていきます。正しくは、他のことを考えることが億劫になり、まるでニコチンを求めてタバコを吸うように、パチンコ・パチスロの台を回したくなってしまうのです。

私の体験談を紹介しますと、パチンコ・パチスロにかなり依存していた時期は、下記のような状況になっていました。

・ストレスを感じたら打ちたくなる
・高い買い物をしたら取り戻そうと打ちたくなる
・朝から晩まで一日中打ちたくなる
・遠くのホールで打ちたくなる(それが観光みたいな気分)
・投資はどうでもいいから連荘するまで打ちたくなる
・まとまった出玉が出ても打ち続けてしまう
など

これはもう完全にパチンコ・パチスロ依存です。

「パチンコ・パチスロ」を優先し、「パチンコ・パチスロ以外のことに興味が失せてくる」というのは、本当に危険信号です。この先、辞めようと思っても辞められなくなる、決定的なサインであり、地獄のど真ん中ですので、本当に気をつけて欲しいです。

そして一番の問題は、当時の私はそういう状況になっていても、「自分は大丈夫。依存症ではない」くらいの自覚しかなかった、という点です。今にして思えば、完全にアウトなのに、そのことが分からないことがパチンコ・パチスロの恐さでもあります。

孤独はパチンコ・パチスロの依存を強めやすい

ホールは、オヒトリサマにとって、かなり居心地の良い場所です。

平日の早朝や昼間であろうと、また夜の来店であっても、店員さんは遠巻きに笑顔を浮かべてくれますし、どんな服装で行ったところで気になりません。気軽にぷらっと入れるし、いつでも出れるし、ホールによっては、自由な駐車場や綺麗なトイレ、マンガ・休憩スペースなども充実していて、ずっと居座ることだって可能です。

そして、だからこそ、気をつけなくてはなりません。孤独な人にとって、パチンコ・パチスロのあるホールは家と職場に続く第三の居場所となりやすく、そのために依存症を極めて強めてしまう危険性が高いからです。

事実、私も会社を辞めて無職~転職をしている時期、なんだか友達には会いづらく、平日の昼間は世間の目も気になって、やたらとホールに通い、完全に入り浸っていたことがあります。

普通の友達は、お金に代えられない貴重な財産

完全引退をした今になって気づくことが、「普通の友達は本当にありがたい存在」ということです。

とくに、損得勘定なく、ただ食べたり飲んだりするだけで楽しめる友達や、観光を一緒に楽しめるような仲間はかけがえのない財産です。絶対に手放さないようにしましょう。

もし、パチンコ・パチスロを原因として疎遠になってしまっている場合は、「完全引退」を決意したなら、思い切って、久しぶりに連絡してみましょう。

そういった正常な関係性、正常な感覚を持った人同士と繋がるための環境づくりは、パチンコ・パチスロを辞めるために欠かせないことの一つです。

友達がまったくいない方は、なにかしらのコミュニティや習い事に参加して、普通の人と仲良くなる感覚を取り戻していくことが大事です。

ちなみに、私は、パチンコ・パチスロにハマっていた頃、「普通の友達」なんて線引きをして、「ギャンブル友達のほうが楽しい!」なんてバカなことを考えていました。そして、一番の病気っぷりは、人数がきちんといないと困る合コンをすっぽかして、連荘中のパチンコ・パチスロを優先してしまうくらいのアホだったことです。

参考までに、その頃の話も紹介したいと思います。

続く!

ゴミクズ