「辞めよう」と思っても気づけばパチンコ・スロットを打っている病気

引退体験談

「一万円をサンドに突っ込むと、楽しいことが起きるかもしれない」

この感覚が常に働いてしまう状態になっている時は、いくら「辞めよう」と思っても無駄です。というのも、第二章の体験談でも書いたように、こういったパチンコ・パチスロにハマっている状態では、「辞めよう」と思うキッカケが、「お金の面で負けた時のみ」に限定されてしまうからです。

「辞めたい」のに「辞められない」のは遊戯自体にハマっているから

大体の人が、パチンコ・パチスロを辞めようと思うのは、「大きく負けた時」です。

もしも収支が勝ちだったり、トントン、またはちょっと負け程度であれば、そうそう「辞めよう」とは思いません。

なぜなら、パチンコ・パチスロがそもそも楽しいからです。

そのため、金銭的理由だけで「辞めよう」と思っても、給与などで手元に遊べるお金が入ると、「一万円+サンド=最高の魅力」に負けてしまい、気づけばパチンコ・パチスロを打ってしまいます。

症状がひどいと1万円が紙切れに思える時もある

一時期、私はこんな風に考えてパチンコ・パチスロを打っていた時期がありました。

「財布に入っている、この一万円は捨て金だ。そして、どうせ捨てるような金だから、これをパチンコ屋で使う。増えたら遊んで、負けたらキャバクラにでも行ったと思って諦めよう」

そして、当たれば有言実行で豪遊しますし、負ければ、お約束のATMへGOです。

少なくとも、大当たりを見るまでは辞められないし、当選したのが単発だけなら、懐事情次第で、さらに勝負を続行します。

「このままじゃ帰れない」
「諦めたら、そこで試合終了」
「(夕方~19時時点)まだ勝負はできる」
「ひいちまえば関係ない」

という思考になって、いつものループです。

「辞めよう」と思っても「辞められない」という時期は、だいたい、こういう悪循環に陥っているように、私は思います。

金銭的理由だけではパチンコ・パチスロを辞められない

以上のことから、繰り返しの結論となりますが、金銭的理由だけでパチンコ・パチスロを辞めようと思ってもムダ。なぜならパチンコ・パチスロを楽しむ心が少しでもあると気づけば打ってしまうからということが挙げられます。

また、パチンコ・パチスロをついつい打ってしまう理由の中には、「楽しいから」という気持ちに加えて、もう一つ、「ストレス解消で打ちたくなる」という側面もあります。

続く!

ゴミクズ