パチンコ・スロットを「辞めよう」でなく「時間の無駄」という心境になったら、いよいよ引退できる前兆

引退体験談

パチンコ・パチスロは「辞めよう」と思っては辞められません。

大事なことは、パチンコ・パチスロをどうでも良いと思える生活環境を目指すことです。

パチンコ・パチスロを辞めたくても辞められない人は、なんだかんだいってパチンコ・パチスロを楽しいと思っている

繰り返しになりますが、「辞めよう」と思って我慢すればするほど、パチンコ・パチスロは辞められないものです。

なぜかといえば、そもそも、パチンコ・パチスロにハマる人とハマらない人の差は、「パチンコ・パチスロに楽しさを覚えるかどうか」であり、両者の決定的な違いは「パチンコ・パチスロ以外の趣味があるかどうか」です。

パチンコ・パチスロを実際にやってみても、まったく興味を持てなかったり、ホールのうるささや居心地の悪さで「二度と行きたくない」と思う人は、そもそも、それ以外に楽しいことを知っているから、パチンコ・パチスロなんかに人生を注ぎ込もうとは思いません。

つまり、パチンコ・パチスロに依存症と呼ばれるぐらいにハマってしまう人は、それ以外に楽しみがなくて、現実でスカッとすることがないから、どうしても打ち続けてしまうのです。

「他に楽しいことがないから」は最も依存する原因

私が無職・転職期間中にドップリとハマって抜け出せなくなってしまったことは、なかば当然のことでした。なにしろパチンコ・パチスロというものは、一種の「現実からの逃避行」ですので、現実がつらい状況にあると、その弱っている意志を狙い撃ちされるわけです。

もし、この失業中の時期に、今と同じ気持ちでパチンコ・パチスロに100%飽きることができたかと聞かれると、正直なところ、かなり厳しいと思います。

うまく趣味が見つかったり、良い息抜きなどがあると良いのですが、無職の失業中は心も落ち込んでいて、だれか友達と遊ぶことにも抵抗を感じるような状況でした。さらにいえば、私のように無職男性の場合、昼間の往来を歩いていることも、ちょっと世間の目が気になったりする時もあるのです。とくに、学校の通学路近くや住宅街などは、非常に目立ちます。

そして、ここが困った話で、そういった孤独な人間にとって、パチンコ・パチスロなどの賭博場というのは、本当に居心地が良いのです。世間の目は一切なくて、朝でも昼でも夜でも、いつ店にいても、ヘンな目で見られることもありません。ある意味で、砂漠のオアシスのように感じられるのです。しかし……それは当然ながら、やがて蜃気楼だったことに気がつきます。

なので、もし失業中の時は、転職活動に励みつつ、パチンコ・パチスロ以外で息抜きできることを探して、その時間を大事にするようにしましょう。すぐの転職が難しい場合も、ハロワの訓練校だったり、転職に向けたスケジュールを組むことはできます。とにかくパチンコ・パチスロが介入しない生活を送るクセをつけていくことが非常に大事です。

「ヒマだからいくらでも打てる」
「いくらでも打てるからプラスに持っていける」

などの考えは非常に危険ですので、絶対に辞めること推奨です。(それで本当に勝っていけているなら問題ないですが、ほとんどの方は勝てていないと思います。そして、負けているからこそ、このサイトを見てくれているのだとも思います。)

もし、どうしようもないほどのストレスが溜まっときは、一万円をサンドに入れたくなる気持ちをグッと堪えて、「どうせパチンコ・パチスロで負けるくらいなら……」という気持ちで、他の豪華な息抜きをしていきましょう。

そして、無事に仕事が見つかれば、あとはそちらに専念しつつ、休日を大事に過ごしていけば、自然とパチンコ・パチスロとは距離を置くことができるようになります。

パチンコ・パチスロを本気で辞めるためには

私が思う、パチンコ・パチスロを完全引退するために大事な3か条があります。それは、

1 パチンコ・パチスロはそもそも負ける仕様の遊戯。勝ちの幻想に振り回されないこと
2 パチンコ・パチスロ以外でやりたいことや楽しめる時間を見つけること
3 パチンコ・パチスロ自体に心の底から飽きること

です。

ただし、最後に注意点が一つあります。

それは、パチンコ・パチスロに興味がなくなり、距離を置けるようになって、これから完全引退になるんだ! という出口寸前にたどりついたところで、「最後の誘惑」があるということです。

続く!

ゴミクズ