パチンコ・パチスロに無関心となり、「ようやく完全引退できそう!」と思っても、まだまだ誘惑があるので油断してはいけません。
とくに、ホールの誘惑と、友人の誘いの二点は、強い意志を持って拒否することが大事です。
最後の誘惑に気をつけよう!
ホールの誘惑はあの手この手
パチンコ・パチスロを引退してから、第一に気をつけないといけないのが、ホールからの誘惑です。
【ホールの仕掛ける誘惑たち】
・駅の看板
・駅前のティッシュ配り
・駅前のホール自体(音や様子)
・テレビやyoutubeの広告
・テレビやyoutubeの番組
・インターネット広告
・最新台のプレスリリース情報
・漫画やアニメなど原作台の情報
など
とくに気をつけたいのが、5号機以降の新台というものは、昔の漫画やアニメなどの台がドンドン増えており、原作が好きな人を何とか客層に絡めとろうとている点です。
なぜ、マンガやアニメを原作とした台が増えているかといえば、それはデジタル抽選のパチンコ・パチスロを長時間打てる人というのは、そもそも漫画やアニメ、ゲームなどが好きな人がハマリやすい傾向にあるからです。ですので、こういった業界の集客戦略にまんまと乗らないようにしましょう。
ちなみに私の実経験でいえば、5号機以降、とくに、化物語や魔法少女まどかマギカの有名二作品のタイアップは、新規客層をホールへ大きく呼び込んでいたように感じます。たとえば、まどマギに関しては、新台当初、7揃いやスイカ揃いなどのカンタンな目押しすらできず、普段はホールで見ない感じのお客さんたちが大量発生していたくらい、なかなかインパクトのあるタイアップでした。
なので、自分の好きだったシリーズや、原作がすごく好きな作品の台などが出た時、「これは打ってみたい(演出を見てみたい)」といったようにならないことが大事です。
というか、そもそも、本当に原作が好きなら、ホールの台に貢いでパチンコ・パチスロ業界にお金を流すのではなくて、原作の本や円盤、グッズを買って、作者や作品の運営会社に貢ぐべきです。
「ちょっとだけなら……」という気持ちでふらっとホールへ立ち寄り、お金をサンドに入れようものなら、せっかく心をフラットな状態にしたのに、すべてご破算、元の木阿弥となってしまいますので、気をつけましょう。
ギャンブル仲間の誘いは徹底拒否
次に気をつけないといけないことが、知人友人、いわゆるギャンブル友達からのお誘いです。
実際問題、私もこれにはすごく悩みました。なにしろ、仲の良かった友人からの誘いがもっぱらパチンコ・パチスロでしたので、「引退しよう」と思って辞められなかった時期は、こういった友人からの誘いでズルズルと続けて再発してしまった、ということは何度も経験があります。
ただ、これに関しての最終結論は、「キッパリと断ること」です。
「パチンコ・パチスロをするなら遊ばない」
「二度と、パチンコ・パチスロに誘わないでくれ」
「正直、自分はすごく負けている。これ以上は無理だ」
「もう飽きた。時間の無駄だから絶対にやらない」
など、本気で伝えることが大事です。
そして、こういった想いを伝えても、まだ誘ってくるようでしたら、いよいよガン無視しましょう。LINEであれば既読スルー、電話やメールであれば、「いや、行かねーから」と、ちょっとキレ気味に返して良いです。
大体の人は、これだけの拒否反応を示せば、もう誘ってきません。もし、それでも執拗に誘ってくる人とは、もう絶縁をするくらいの覚悟で無視しないと、永遠にパチンコ・パチスロを辞められなくなります。また、そういう人は、付き合いがいったんなくなると、他の人を誘ったりしてホールへ行くようになるので、基本的には互いに困ることはありません。
厄介なことは、学校や職場で、パチンコ・パチスロ好きの親友みたいのがいると、これはなかなか難しい問題です。しかし、本当に友達であれば、パチンコ・パチスロの遊びがなくても付き合いは続きますし、同じ学校や職場の人であれば、パチンコ・パチスロ以外の話題も必然的にあるため、「もう辞めるから、二度と誘わないでくれ」と伝えれば色々と察してくれますし、その話題がなくなったところで関係性は続きますし、基本的には揉めません。
むしろ、パチンコ・パチスロだけで関係性が崩れるような相手に関しては、そのまま付き合っていても、互いにボロボロになっていくだけの悪い共依存ですので、早めに決別できて良かったと思うようにしましょう。
最後の誘惑は、やはり自分自身の意志
そして、最後に気をつけないといけないことは……
やはり、なんといっても、自分自身です。結局のところ、ホールへ入って、パチンコ・パチスロを打つ、という行為は、最終的に自分自身の意志が引き金になります。
ですので、ホールの宣伝や友人からの誘いを断ることができても、ついついそういった情報が気になって、なんとなく暇な日があった時、「ちょっとだけ……」という想いが浮かんでしまっては、すべて台無しです。
こういう状況を防ぐべく、私自身のノウハウでアドバイスすると、ホールへついつい立ち寄ってしまうことを避けるためにオススメの策は、「ホールを陰湿ないじめっ子だと思って、全力で憎むこと」です。