自称・勝ち組ギャンブラーの人は、よくボーダー理論を振りかざします。
これ、確率的に正論ではあるのですが、だからといって、確実に勝つ方法ではありません。
ホールにおいて、一日に試行できる回転数は決まっています。朝から晩までブン回して、2000~3000回転といったところです。(釘次第で大きく変動します。)
この時に大事なことは、「ボーダーを満たしていようがいまいが、一日に最高で3000回転程度が上限」ということです。
ボーダー理論の利益が確定されるのは、試行数を何万回、何十万回、何百万回と続けていった先に、初めて約束されるものです。
つまり、たったの一日程度ブン回した程度では、ボーダー理論はほとんど意味をなさないということです。ボーダー理論なんていっても、せいぜい、たったの数%程度、勝ちやすくなるだけの話でしょう。
まあ確かに、甘スペックなどであれば、もう少し勝率は増えますが、MAXスペックともなるとボーダーなんて関係ないということです。毎日打てる暇人ならまだしも、土日休みしか打てないサラリーマンは絶対に必勝できません。
自分も実体験としてボーダーを上回る台を打ったことは何度もあります。ただ、ぶっちゃけ、出る時は出るし、出ない時はまったく出ません。甘スペックの台で3万発出したこともあれば、MAXスペックで3万発のまれたこともあります。
ボーダー理論=必勝ではないということです。
よくブログや攻略サイトなんかで見かけるのが「ボーダー超えてたら全ツッパ。それを続けてれば勝てる」なんて書いてありますが、こんなの業者の人たちの偽装工作に過ぎません。
たしかに理論的には、毎日同じ店で、同じ台を続けて打てるのであれば実現可能だと思いますが、しかし「閉店後に店が台を調整できる」という条件がある限り、パチンコで勝ち続けることなんて不可能です。
ネットでは、よくボーダー理論をかざす馬鹿がいますが、そういう人はそもそもどうして書き込む必要があるのでしょうか。それは、敗者を煽りたいためです。ただそんだけのことです。本当に勝ち続けることができる人なんていたら、その人はいちいちネットに書き込みなんかしません。なぜなら世の中の成功者は勝ってばかりの現実で忙しいからネットに書き込む時間を持たないからです。ネットに書き込む自称・勝利者はとことん無視するようにしましょう。
要するに、パチンコを打つ=ほとんど負ける、ということです。あくまで暇つぶしにお金を捨てるつもりで打つのであれば良いですが、「勝とう」なんて思って打つと、だいたい負けます。なぜなら負けるようにできているからです。
本当に勝ちたいのであれば、パチンコ打たず、働くこと。それが一番の必勝法です。だから私は引退を決意しました。
パチンコで負けて、ハゲ上がりそうなくらい悔しい人たちへ。決してパチンコで負けを取り戻そうなんて思わないでください。3万負けが、4万負け。4万負けが8万負けと、キズを余計に広げていくだけです。最初から打たなければ、±0で、その時間を他のことに使えば、確実な勝利なんです。
Tweet