パチンコ・パチスロのホールは、まったくお客さんが入っていないのに、なぜかずっと経営が続いている店舗があります。
これは、グループ店舗の場合、黒字になっている店の利益で、赤字になっている店の損失を補填できますので、経営を続けることができるのです。
例
グループAが所有する、X店舗とY店舗があったとします。
この時、Y店舗が毎月500万円の赤字だったとしても、X店舗が毎月700万円の黒字だった場合、当然ながら、両方を合計すると+200万円の黒字になります。
つまり、グループ経営の場合、黒字になっている店舗さえあれば、赤字店も経営を続けられるのです。
赤字店の経営を続ける意味
先ほどの例でいえば、赤字になっているY店舗なんて潰した方が利益になるんじゃ? と考える方も少なくないと思います。
ただ、グループAという会社から見た時、仮にY店舗がなくなり、X店舗だけになると、+700万円の黒字は担保されますが、その分、決算時期の法人税が非常に高額となります。
結局のところ、赤字の店を抱えるということは、「将来的な期待もこめつつ、法人税に払うくらいなら、自社の赤字資産にお金を使う」という経営方針になるのです。
また、赤字といいつつも、その期間の従業員は養えますし、全体として見た時、売上の数字を増やすこともできます。
まとめ
ホールが赤字店を続ける理由は、要するに、税金対策です。
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